会社関係

個人事業主の確定申告とは?計算方法などをシンプルに解説【節税にも取組もう】

初めて確定申告をするという方は、一体何をすればいいの?
と不安ですよね。

 

そもそも確定申告って何?
という方もいるかと思います。

 

僕は副業で消防点検という仕事をしていますが、
僕と同じように働く人の中に、
今年から個人事業主として働きだして、
今まで確定申告をしたことがなく、やり方が分からなくて教えてほしい。
という方が何人かいらっしゃいます。

 

確定申告って初めてやる時ってめちゃくちゃ不安ですよね。

解ります。

何を隠そう僕も初めてはそうでした!

 

でも個人事業主の誰しもが通る道なんで、絶対に大丈夫です!
1回経験すれば2年目以降からは簡単になります。

 

むしろドンドン知識が付いて、節税に取り組んで、
ドンドンお得に確定申告を行えるようになってきます!

 

今日は初めてはちょっと小難しい、
でも別に大したことはない確定申告について、
お話ししていきます!

 

 

 

ネズたん
ネズたん
確定申告ボクもやったことないけど、そんなに難しいの?
ブタさん
ブタさん
なんか色々書類出さないといけないみたいだから、めんどうだし分かりにくそうだよね。
カミノリくん
カミノリくん
いえいえ!簡単です!初めてだから難しく思うだけです!分かってしまえばこっちのもの!賢く節税しましょう!

 

【こんな人におすすめ】

・今年初めて確定申告をするので、何が何だか分からない。

・確定申告ってそもそもなんなのか教えてほしい。

・確定申告って必要なの?よく分かりません。

 

 

確定申告とはそもそも何?

確定申告とは、1年間働いて得たお金(年間所得)に対して、
国に納める所得税の申告のこと。

 

税金って色々ありますよね?
消費税や住民税や固定資産税。他にも色々あります。

 

消費税が一番身近ですかね?
何を買うにも消費税って払ってますよね。
消費税って僕達がお店に消費税を納めているんじゃなくて、
いったんお店に渡して、年に一回確定申告の時にお店がまとめて
国に納税している。という仕組みなんです。

 

他にも色々税金ってありますが、
今日は確定申告についての話しです!

 

先ほどもお伝えしましたが、
確定申告では、働いて得たお金(所得)に対して課せられる税金、
すなわち所得税を年に一回まとめて申告する。という仕組みになっています。

 

会社勤めの方は、毎月の給料から所得税が天引きされてますよね?
それを確定申告の時に会社が代わりに申告し納税しているので、
会社員の方は自分で確定申告をする必要がない訳です。

 

一方、僕たち個人事業主は、それを自分で申告し、
所得税を納税する。
これが確定申告です!

 

ね?別に難しくないでしょ?
確定申告とは、1年間に得た所得を、まとめて納税するだけのことで、
何も難しいことはないのです!

 

確定申告はいつする?

先ほど、「1年間の所得を納税する」とお伝えしました。

そう納税対象となる期間は、
毎年、1月1日~12月31日までの1年間になります。

 

では確定申告はいつするのか?という疑問ですが、
それは、

翌年の2月16日~3月15日までの1ヶ月間。になります。
3月15日が土日と重なれば翌週の月曜日までになります。

 

よく個人事業主の人が3月中旬になると慌ただしく税金のことを
考えたり話しているのは、この確定申告が3月15日までだからです。

 

僕的には2月16日から確定申告出来るので、
早めの2月中に済ましてしまうことをおすすめします!

3月15日付近に確定申告しちゃうと、
申告当日めちゃくちゃ混んでて、待たないといけないし、
慌てて書類を作らないといけないので、
書類の不備なんかもあったりしかねません。

 

僕はいつも2月の下旬頃、2月25~2月28日くらいに
確定申告に行くようにしています。

このくらいの時に申告しに行くと、
全く人がいないので、2・3分でササっと申告が終わるので
凄く快適ですよ!

 

また、確定申告は申告したら終わりではなく、
申告した所得税をしっかり納税までして完了となります。

 

銀行や所轄の税務署などで、納付書を自分で書いて窓口で納税するまでを
確定申告と言います。
これを3月15日までにしないといけないので、
余裕を持って確定申告するようにしましょう!!

 

確定申告をしないとどうなる?

ここも気になるところですよね?

3月15日までに申告や納税をしないと、
延滞税や無申告加算税などのペナルティが発生します!!

 

詳しくみていきましょう!

 

無申告加算税とは?

本来、納税すべきだった所得税に加えて
プラスで払わないといけなくなる罰金的な税金です。

無申告加算税の計算は、原則、納税すべきだった税額に対して、
50万円までは15%プラス、
50万円を超える部分は20%がプラスで加算されます。

例えば、納税すべきだった所得税が100万円だった場合、
50万円×15%=75,000円
50万円×20%=100,000円
=175,000円

3月15日までに納税しなかっただけで175,000円もペナルティが発生します。
バカバカしいですよね。

 

なお、税務署の調査を受ける前に自主的に期限後に申告をした場合は、
5%で済みます。

 

延滞税とは?

先ほどもお話した通り、確定申告は納税まで行って完了となります。
ですので例えば、

申告を3月15日に行ったとしても、
納税を3月20日にした場合は、
5日間延滞したことになり、
これに対して発生するのが延滞税です。

原則、納期限の翌日から納付する日までの日数に応じて、
利息に相当する延滞税が数%自動的に課されます。

 

無申告加算税も延滞税も、
3月15日までに納税していれば発生しないペナルティなので、
しっかり期限までに納税するようにしましょう!!

 

もっとも重罪な「逋脱」とは?

逋脱(ほだつ)とは、納税義務のある人が、
不正な手段などで納税を免れようとすることをいい、
重大な犯罪になります!

悪質なほ脱者には、刑事責任を追及され、
無申告が発覚し、かつ故意に納税を免れる意思があった場合は、
「5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金、またはその両方」
が課されますので、注意が必要です!!

まだ記憶に新しい、
お笑いコンビ、チュートリアルの徳井さんの例の事件がそれですね。

徳井さんの場合は、
2012年~2015年までの4年間は、
個人的な旅行や洋服代などを経費として計上していたが、
東京国税庁はこれを経費として認めず約2,000万円の所得隠しを指摘。

2016年~2018年までの3年間は、
全く申告すらしていなくて、約1億円のしんこく漏れも指摘。

無申告加算税などを含めた追加税額は3,400万円になった。

という事件ですね。

 

まぁ稼いでらっしゃる額が額ですが、
追加だけで3,400万円はヤバいですよね!w

罰金税額だけで家買えちゃいますねwww

 

そのくらい、ほ脱、脱税は重い罪になりますので、
絶対に期日までに納税するようにしましょう!!

 

青色申告と白色申告とは何か?

ここまでは、確定申告とは何か?をお話してきました。

では、確定申告について、ちょっと調べた方なら
聞いたことがあるかと思いますが、

確定申告には、青色申告と、白色申告の2通りの申告方法があることを
ご存じでしょうか?

 

それぞれメリット・デメリットがあるので解説していきます!

 

青色申告と白色申告のメリット・デメリットを表にまとめると
こんな感じになります!

 

色々書いてますが、
要するにこういうことです。

青色申告は、
提出する書類が多くてちょっと面倒だけど、
きっちり書類作成してるからその分、納める税金の控除額が多いよ。

白色申告は、
提出する書類は少なくてシンプルだけど、
青色申告に比べて、納める税金の控除額は少ないよ。

という感じです!

 

よくネットとかで、
確定申告は絶対に青色申告で申告すべき!!
っていうのを見ますが、
僕は一概にそうとは言いきれないと考えています!

 

確かに、青色申告をすれば最大で65万円の特別控除が受けられたり、
経費で認められる範囲が広かったりと、
何かと白色申告より優遇されていますが、
それは、業種や仕事内容によって変わってくると思います!

 

ちなみに僕は白色申告をしています。

僕の本業であるせどりは、とにかくレシートの量が半端ないです!
仕入れの数だけレシートが存在します。
仕入れの回数だけ高速料金やホテル代金のレシートが存在します。

青色申告ではこのレシートを全て完璧に管理し、
クレジット支払いをしていれば、そのクレジット請求額とレシートの額が
1円の誤差無く完璧でなくてはいけません。

1年間の売上額・仕入れ額・経費額、
とにかくありとあらゆる事業に使ったお金の動きを完璧に管理していないと
青色申告が出来ないのです!

 

もちろんレシートを無くしてしまうことも考えられるので、
ちょっとした誤差なら許されるとは思いますが、
基本的にはお金の動きを全て完璧にしておかなければいけないのが青色申告です。

 

僕は正直、めんどうですw

青色申告はこの1年間の膨大な量のレシートやクレジット請求額などの突合を
何日も掛けて確認していく作業がどうしても発生します。

僕は、何日もの時間を掛けて最大65万円の控除を取りに行くんだったら、
その分、白色申告して時間をあけて、仕入れに行った方が稼げると
思っている派なんで白色申告にしています。

 

僕のような考えで、業種によっては青色申告より白色申告にした方が
いい人もいると思いますので、一概に青色申告にすべきだ!!
とは僕は思いません。

 

あなたの業種に合った申告方法を選ぶようにしましょう!

 

また、青色申告をする場合は、
事前に、「青色申告承認申請書」という書類を税務署に提出する必要が
ありますので、ご注意ください!

 

賢く節税しないともったいない!

ここまでで初めて確定申告をする方は、頭がパンパン状態だと思います。

分かります。
一気に詰め込み過ぎですよねw

 

今年初めて確定申告をするという方は、
始めから完璧を目指さずに、
今年は、確定申告ってこんな感じなんだー。
と勉強がてら、とりあえず初めての確定申告を経験しましょう!

 

節税を考えるのは、2年目以降で大丈夫です!!

 

節税とは、先ほどの脱税とは違い、
合法的な手段で納める税金を安く済ませる方法です!

 

これを知っているか知らないとでは、
納める税金額に差が出てきますので、しっかり勉強しておきましょう!

 

そもそも、先ほどから説明している所得税は
どういった計算で税額が決まるのでしょうか?

計算方法はこうです。

 

【その事業の売上】-【その事業にかかった経費】=【儲かったお金(事業所得)】
【儲かったお金(事業所得)】-【所得控除】=【課税される所得】

 

この【課税される所得】に下の表の【税率】を掛けて【控除額】を差し引いた残額が
所得税になります。

 

例えば、
売上が1,000万円、経費が500万円、所得控除の合計が200万円の人の場合

 

【売上1,000万円】―【経費500万円】=【事業所得500万円】
【事業所得500万円】―【所得控除200万円】=【課税される所得300万円】

 

この【課税される所得300万円】に税率を掛けたものが所得になります。

 

先ほどの表で課税される所得が300万円の人は、
195万円~330万円の部分が適用されます。
税率が10%なので、

 

300万円 × 10% = 30万円

 

さらにこの30万円から、表の控除額97,500円を差し引いて、

 

30万円 - 97,500円 = 20万2500円

 

となり、この20万2500円が納める所得税になります。

 

 

ではどうすれば節税が出来るでしょうか?
それは、売上から差し引かれる【経費】部分を多くすればいいのです!
むしろ、その方法しかありません!!

 

売上の部分は、絶対にいじってはいけません!
年間で1,000万円の売上があったのに、700万円で計算するのは脱税になります!

 

売上部分は正直に申告しないと、絶対にバレますので注意してください!!

 

では他にコントロール出来る部分となると、【経費】部分しかないのです!

この【経費】部分をいかに多くするかで納める所得税が変わってきます!

 

だから、

節税=経費を多くする

ということになるので、
これは経費になるのか?という知識を多く持っていればいるほど、
賢く節税が出来るということに繋がるのです!!

 

確定申告書類の作成はコツコツ派?いっき派?

2月3月が近づいてくると、個人事業主はソワソワ慌ただしくなってきます。
そろそろ確定申告する時期だなと。

 

年に一度の大イベントです!

 

ここで、確定申告書類を作るにあたって、2通りの派閥に分かれます!

 

それは、

コツコツ派 VS いっき派

です!

 

毎月の売上や経費の計上を、
毎日や毎月や3ヵ月に一回とかでコツコツやる派と、

 

翌年の2月3月にいっきに一回でやってしまう派とに分かれます。

 

これは性格によるでしょうね。

 

僕は翌年2月中旬頃にいっきにやる派です!
とは言っても、せどりの場合は、毎月いくらの利益があるかを把握しておく必要があるので、
僕は毎月エクセルでまとめているので、
確定申告書類を作る時は、そのエクセルを元に作るので、
そこまで大変ではないです。

 

毎年、確定申告書類は1日あれば出来上がります!

 

いっきにやる派の人は知り合いにいますが、
膨大な量の書類やレシートを確認するのに3~4日、
1週間以上かかる人も中にはいます。

 

これが青色申告の場合だと尚更です。

 

確定申告書類の作成は性格によるかと思いますが、
出来るだけ毎月月末などに、コツコツやることをおすすめします!

 

確定申告はどこに出すの?

出来上がった確定申告書類はどこに出せばいいかですが、

それは、所轄の税務署です!

 

あたなが事業をしている場所の管轄の税務署に申告しに行きましょう!

 

確定申告時期に税務署に行けば、
だいたい入り口近くに特設ブースが設置され、係員の人が何人もいるので、
すぐに場所が分かると思います!

 

また、書類でどうしても分からない部分などがあれば、
教えてもらえますので聞いてみましょう!

 

確定申告の経験を積めば、ドンドン節税になる!

先ほどもお話ししましたが、
確定申告は知っていれば知っているほど節税に繋がります!

 

これはやはり経験してみないと分からないことです。

 

経験を積んで、節税について勉強すれば、
ドンドン税金が安く済みますので、是非頑張って勉強してください!

 

勉強するのにおすすめの本がコチラです!

 

僕もこの本で色々勉強しました!

とても分かりやすく解説してくれてますので、おすすめの一冊です!

 

 

【まとめ】

・確定申告とはそもそも何?

・確定申告はいつする?

・確定申告をしないとどうなる?

・青色申告と白色申告とは何か?

・賢く節税しないともったいない!

・確定申告書類の作成はコツコツ派?いっき派?

・確定申告はどこに出すの?

・確定申告の経験を積めば、ドンドン節税になる!

 

いかがだったでしょうか?

今日は、個人事業主の確定申告についてお話しました!

 

2020年度の確定申告は、
来年2021年の2月16日~3月15日になります!

 

初めての確定申告は、期限ギリギリにするのではなく、
余裕を持って、準備するようにしましょう!

 

間違えても3月15日を過ぎることのないようにしてくださいね!!

 

 

それでは今日はこの辺で!
またお会いいたしましょう!

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